タイ・シミラン・クルージング・ダイビング奮闘記(2016.01.28-02.02)
タイ・プーケットの港から出発し、素晴らしいシミラン諸島のダイビングスポットをタイ最高級のクルーザーで回る6泊4日のダイビングツアーでした。(^^♪
成田発10:15のタイ国際航空TG641で出発し、その日の21時ころにはクルーザーに乗り込んで、明日のダイビングのために早めに寝ている予定でしたが・・・・・
とんでもないことが起きたのです!!
成田からバンコクまでは順調に行ったのですが、バンコクからプーケット行きの国内線に乗り継ぐ際に、問題が起きたのです。
みんな飛行機に乗り込んで、いよいよ出発となり滑走路に向かったのですが、どういうわけか滑走路を行ったり来たり2回くらいまわって、挙句の果てには元の場所に戻ってしまいました。
パイロットの訛りのあるよくわからない英語でアナウンスしているところによると、どうもタイヤのブレーキの利きが悪いらしく、これから修理します、修理がうまくいかなかったら別の飛行機に乗り換えて頂きますということでした。"(-""-)"
約2時間余り待って、どうやらこの飛行機で飛ぶことにしたらしい。それもなんとなく恐ろしい気がする。
しかし、事件はこれからなのでした。(;O;)
生死をさまよう空恐ろしいことがこれから起きるとは、乗員・乗客はもちろんパイロットすら知る由がなかったのです。(怖)
約40分ほどたち、そろそろプーケットと思っていると、ガクーン!と落ちたかと思うとフワッと浮き上がるという非常に激しく揺れ始めました。
そんなことを繰り返しながら、機体はだんだん高度を下げ始めました。
1200メートル、1000メートル、800メートル激しい上下運動を繰り返しながら、高度はだんだん下がってきました。
高度600メートル、残り距離7キロ!に来た!
その時また激しい落差があった、「ヤバい!もう高度がない!今度風に吹かれたら・・・地面に叩きつけられる!」と血の気が引くのを感じた。
と、そのときエンジン音が急に高くなり高度を上げ始めました。
着陸をあきらめ、リトライのため高度をあげに行ったようでした。
1200メートルほどにあげ、プーケット上空を旋回し始めました。
どうもかなり強い低気圧が居座っており、風が上空から地面に叩きつけるように吹き、着陸ができないようだ。
それからがまた長い!
何回か着陸を試みるが、低気圧が居座って危険なため着陸ができないのでぐるぐるとプーケットの上空を旋回していた。
☝座席のモニター画面の写真です。画面中央の赤い丸が着陸地点
約2時間ほど旋回している、バンコクを出てから約3時間。
もう、バンコクへ戻る燃料もないことだからプーケットに降りるしかない!
いよいよ最後の着陸トライ!
機体は着陸態勢に入った!
「どうか低気圧がいなくなっているように・・・」と祈った!
高度1000メートル、揺れはまだある・・・
高度800メートル、急にガーー!っと降下した!
乗客が「キャー!」っと大声で叫んだ。
高度600メートル、滑走路が見えてきた!
比較的穏やかに見えた。
揺れも少ない!
大丈夫だ!!
飛行機のタイヤが地面に着いた瞬間、ホォ~っと大きなため息と共に拍手が起きた!(^-^;
そんなこんなでバンコクからプーケットまで、通常なら50分のところを5時間もかかり大幅に遅れてしまいました。
すぐに車を飛ばしクルーザーに向かったが、港に着いたのはもう次の日を大きく過ぎていた。
クルーザーは私たちが乗り込むとすぐにダイビングポイントに向かって出発し夜中移動した。
これがまた問題でした!
本来は夜の9時ころ乗船し、すぐに出発しポイントに着いたらエンジンを止めてゆっくり寝ることができたのですが、夜中移動したためエンジン音がうるさくて寝られなかったのです。
そのためか、1日目の4本と2日目午前中2本のダイビングで体調悪くダウン!
風邪をひいてしまい残りはずっと部屋でごろごろしてダイビングどころではありませんでした。
そんなわけで、素晴らしいはずのシミランクルーズも半分くらいしか楽しめませんでした
(^-^; でも半分は十分に楽しみましたぁー
この問題の発端は、バンコク出発時のタイヤのブレーキの故障から始まっていたのでした。
あのブレーキの故障がなければ、プーケット上空の爆弾低気圧に会わなくってすんだのです。
でも命があったことに感謝しましょう(^-^;
これが「運」と言うものですね (^^ゞ
でも素晴らしい仲間とクルーたち、そして最高の海とかっこいいクルーザーで、大いに楽しめました!
みなさーん!! ありがとー(#^.^#)
そんなわけで、写真の一部をご紹介します。
⇑ダイビング雑誌に載ってる感じで素晴らしいでしょ(^^♪
⇑魚たちに上手に光が当たりピンク色でキレイ!奥にダイバーが3人が距離感を出している。
⇑この濃厚なカラミは・・・ ヤバ~イ 誰かさんのこと想い出しちゃう !(^^)!
⇑タカベの群れがきれいに入り、ダイバーとともに左上から右下への斜めの構図が水中のスケールの大きさを出していますね~(#^.^#)
まだまだ沢山の素晴らしい写真がありますが、別の機会に譲りましょう。。。
(写真は渡辺淑子さんからお借りしました。)
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