「種の絶滅2050年までに阻止」日本が世界目標

鳩山首相になって、国連首脳会議で温室効果ガスを25%削減すると表明すると同時に、途上国に日本の省エネ技術や資金を積極的に提供する「鳩山イニシアチブ」を提唱したことで、世界各国から日本は高い評価を受けました。

現在、中国はカーボンガス排出国として世界一になってしまいました。これら発展途上国の環境問題を日本がイニシアチブをとって改善することは、日本の経済発展の為にはもちろん、世界の経済および環境改善のために大きく貢献することでしょう。

 

この地球温暖化問題と同様に、日本がイニシアチブを取ろうとしているのが「種の絶滅2050年までに阻止」を生物多様性の国際会議で提唱することです。

来年(2010年)10月に名古屋で開かれる「生物多様性条約第10回締約国会議」で日本の原案が生態系保全の世界共通目標となるでしょう。

生物多様性の損失に歯止めをかけるため原案は九つの個別目標を設定し、その達成手法として外来種や温暖化対策、化学物質の排出規制などの具体策を示しています。

生物保護区の面積拡大も目標に掲げ、特に水温上昇による白化現象やオニヒトデの食害で生息が脅かされているサンゴ礁、渡り鳥が羽を休める湿地の重点的な保全や再生を挙げています。

私たちダイバーにとっても、大変に重要な問題であるし、ダイバーは海の環境のメッセンジャー(使者)と言われるように、海の中で起きていることを多くの方に伝えることが必要です!

 

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