PADIダイブマスターのスタミナテスト

PADIダイブマスターからは、プロとして活動できるようになりますので、生徒ダイバーをアシストしたり、緊急時にはレスキューをしたりできるように、基本的な体力と泳ぎができることが求められます。

スタミナテストは多くの場合はプールで行い、各種目を何分でやりとおすことができるかをチェックします。

  

 

スタミナテストの各種目は以下のとおりです。

1.400メートル水泳

・泳法は問いませんはが、水泳の補助具などを使わないで、ノンストップで400メートル泳ぎきることが求められます。

・テストに使用するプールは20メートルか25メートルの場合が多いと思います。400メートルですと20往復か16往復になります。

・厳しいインストラクター(試験官)の場合は、ターンでプールの壁をキックしてはいけないといわれることがあります。もし海であれば、ターンの時にキックする壁はありませんので、ターンの時の壁キック禁止は、その通りだと思います。

・400メートルをノンストップで泳ぎ切れば、時間に関係なくその種目は合格となりますが、かかった時間により点数が変わります。14分以上で3点になり、400メートルを10分以内で泳げば5点になります。

  

2.15分間の立ち泳ぎ

・浮き方はどのような姿勢でもかまいませんが、足だけで泳ぎ、手は使ってはいけません。そして、残り2分間は両手首以上を、水面から出して、立ち泳ぎをする必要があります。

・指示通りできれば、この種目は合格となり満点の5点になります。

  

3.800メートル・スノーケル・スイム

・3点セットのマスク、シュノーケル、フィンを付けて、手を使わないで足だけで800メートルをノンストップで泳ぎきることを要求されています。

・この種目もプールの場合、ターンでプールの壁をけってはいけないと言うインストラクターが多いと思います。

・800メートルをノンストップで泳ぎ切れば時間に関係なく合格ですが、かかった時間によって点数が変わります。

  

4.100メートル疲労ダイバーの曳航

・疲労ダイバーも自分もフル装備を付けて疲労ダイバーを100メートル曳航します。

・曳航の仕方は、タンクなどをつかんで引っ張るやり方と、疲労ダイバーの足を自分の肩にあてて押して泳ぐやり方のどちらでも構いませんが、押していく方が楽だし時間も早いので、押して曳航するやり方をお勧めします。

・この種目もプールの場合は、ターンするときはゆっくり大きく回っていくことになりますので、その分時間が多くかかります。穏やかな日に海でやる方が早くて楽かもしれませんね。

  

以上がPADIダイブマスターのスタミナテストでした。

満点の5点を取ろうとしなければ、それほど困難なテストではありませんが、体調を整えて挑んでください。

 

 

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