PADIダイブマスター習得のコース内容
PADIダイブマスターは次のことを求められています。
1.プロフェッショナルリズムの持ち主であること
2.よきお手本であること
3.インストラクターのアシストと生徒ダイバーの監督
この項目を始めてご覧になった方は、具体的にどのようなスキルを求められているか、すぐにイメージできないと思いますが、以下に示すPADIダイブマスターのコース内容をみるとだいたいイメージできると思います。
PADIダイブマスターを取得するためには、学科として8科目、実技としてスタミナテストと水中スキル、レスキュースキルを合格する必要があります。それらを順次取得する大まかな流れは以下のようになります。 (2008年8月時点)
【学科試験】
①PADIダイブマスターの役割と資質
②トレーニング中の生徒ダイバーのアシスト
③ダイブマスターが実施できるプログラム
④物理
⑤生理
⑥器材
⑦一般スキルと環境
⑧レクリエーション・ダイブ・プラナー
【実技試験】
①スタミナテスト
・400メートル水泳 (泳法は問わないが補助具を使わずノンストップで泳ぐ)
・15分立ち泳ぎ (足だけで泳ぎ最後の2分は手首以上を水面から出す)
・800メートル・スノーケルスイム(基本的に手を使ってはいけない)
・100メートル疲労ダイバー曳航(フル装備のダイバーをノンストップで曳航)
②水中実技テスト
・基本20スキルのデモ (オープンウォーターのとき習ったスキルです)
・レスキュースキル (レスキューのときに習ったスキルです)
・水中器材交換 (バディ・ブリージングをしながら器材交換)
③インターンシップ
・OWコース2日間4ダイブのアシスタント実習
・SPコース1日のアシスタント実習
・ファンダイブまたはセミナーツアー1日のアシスタント実習
④提出物
・水中地図の作成(インストラクターが指定した場所の水中地図)
・緊急アシストプラン(インストラクターが指定したダイビングポイントの緊急アシストプラン)
以上、このコースは、短期集中型(1週間程度)のコースと、自分のペースでゆっくり確実に進めていく(3~4か月間)コースとがありますが、内容が豊富ですので、インストラクターと、よく相談し進めるといいと思います。
僕は、種目ごとにスケジュールし、一歩一歩確認しながら進める方法をとっています。理由は学科などは分からないところが無いように何回か繰り返し確認するなどができますし、スキルテストやアシスタント実習の前後にもマニュアルで確認していく時間的余裕があるので確実に自分の身に付くと思うからです。
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