授業にダイビング導入、単位認定も検討 松崎高

20080511matuzakikoukou.jpgダイバーに人気スポットの一つの西伊豆の松崎高校では授業にスキューバダイビングを取り入れることになりました。きれいな海に恵まれた環境の中、自分たちが住む地域をより詳しく知ることはとてもいいことと思います。

東北の学校でスキーが授業に取り入れられるのと同じように、目の前に広がる素晴らしい海を放っておくのは、あまりにももったいないことと思っていました。

しかし、スキューバダイビングは、器材も高価だし、教師がスキューバダイビングの指導者を担うことは、人数の問題など、なかなか実現しずらかったことと思います。

 

2008/05/11 静岡新聞)

 県立松崎高は本年度から、地元のダイビング業者などと連携し、スキューバダイビング実習を授業に取り入れる。伊豆西海岸の自然の素晴らしさを生徒に実感してもらい、郷土愛をはぐくむのが目的。県教委によると、高校とダイビング業者の連携による体験実習は初めてだという。


 伊豆西海岸は、大勢の愛好家が訪れるダイビングの好スポット。同校はマリンスポーツを地元の自然を生かした産業として注目し、生徒が身近な自然に親しむきっかけになればと、ダイビング業者に協力を呼び掛けた。


 実習は高校が独自に設ける「学校設定科目」として実施し、単位の認定も検討している。生徒から参加の希望を取り、6月ごろからスタートする予定で、生徒が個別に指定する日時に合わせてダイビング業者が指導に当たる。

同校のプールで機材の使用方法や基礎練習を行った後、実際に海に出てダイビングに挑戦する方針。実習での態度、成果などはダイビング業者が正確に記録し、単位を認定する場合の参考にするという。


 今回同校と実習の委託契約を交わしたのは、松崎、西伊豆両町など伊豆西海岸の16業者と、松崎町のシーカヤック業者1社。「地域の子供を地域で育て、地元を好きになってもらう」(ダイビング業者)のが目的で、2回の実習費は機材一式のレンタル料も含めて8000円と、利益を考えず格安の金額を設定したという。


 中村幸広校長は「地元の自然を好きになってもらうことで、将来の地域を盛り上げてくれる人材の育成にもつなげたい」と期待を込めた。

 

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