ハマサンゴ保護作戦開始!
徳島県南部の阿南海岸から8Km沖に浮かぶ牟岐(むぎ)大島は周囲8Kmの無人島です。その島の周りは様々な形をしたサンゴがミドリイシサンゴ科やハマサンゴ科など100種類以上も生息しています。もちろんサンゴのそばには、温帯域、亜熱帯、熱帯などの魚が群がっており、スキューバダイビングの人気スポットの一つです。
ここ牟岐大島の海中には、高さ約9メートル、外周約30メートルの西日本最大級の巨大ハマサンゴが生息しています。
しかし近年、水温上昇から、オニヒトデが大型化して数も増えており、サンゴが餌になるなどの影響が危惧(きぐ)されています。今年は国際サンゴ礁年にあたることから、牟岐町の貝の資料館「モラスコむぎ」が中心となり、ハマサンゴの保護作戦を開始しました。
(2008年4月4日 読売新聞 徳島版より引用)
牟岐町の牟岐大島の海中に生息する西日本最大級の巨大なハマサンゴを守り育てようと、貝の資料館「モラスコむぎ」が中心となり、ハマサンゴを生かしたまちづくり「牟岐『千年サンゴの森(仮称)』プロジェクト」に乗り出すことになりました。第1弾として、ハマサンゴを題材にした絵本を作製し、地元の自然の素晴らしさを伝える。
ハマサンゴはクリスマスツリーに似た形状で、高さ約9メートル、外周約30メートル。500~1000年間にわたって生息しているという。スキューバダイビングのスポットとしても人気を集めている。
しかし近年、水温上昇から、オニヒトデが大型化して数も増えており、サンゴが餌になるなどの影響が危惧(きぐ)。今年は国際サンゴ礁年にあたることから、同館がプロジェクトを企画した。
絵本「千年サンゴの物語(仮称)」は、ハマサンゴを主人公に、地元の歴史や環境、伝統などを紹介する物語にする予定。子どもたちに読み聞かせ、地元の自然の素晴らしさを語り継いでいく。
3月29日には地元住民らへの説明会が開かれ、住民ら約50人が出席。メンバーを集め、絵本の製作委員会を4月中にも結成する方針を確認した。
参加者からは「ハマサンゴのモニュメントを作ってはどうか」「もっと住民を巻き込み、いろんな意見を聴くべきだ」などの声が上がった。
同町の大神憲章町長も「全面的にバックアップしていきたい」と語った。同館では今後、住民を集め、再度説明会を開き、プロジェクトを進めるための意見交換をしていく。
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