伊豆・宇佐美にシュモクザメ出現!

静岡県伊東市の宇佐美海水浴場で8月4、5の両日、体長約3.5メートルのシュモクザメが泳いでいるのが目撃され、同市が遊泳禁止措置を取りました。5日に地元漁業関係者が漁船11隻がかりでサメを捕獲したニュースがありました。

シュモクザメは、英語ではハンマーヘッドシャークと言って、ダイバーの間では人気者と言うか、いつも見たい魚の上位をしめています。

このシュモクザメはおとなしくめったに人を襲うことは無いのに、捕獲され切り裂かれてしまった姿はなんともかわいそうな気がします。

wiki_shumuku_same.jpg シュモクザメ ハンマーヘッドシャーク

写真のように頭部が左右に張り出しているのが最大の特徴です。

その先端に目と鼻孔があり、鐘や鉦(和楽器)を打ち鳴らすT 字の撞木(しゅもく)のような頭の形をしていることから撞木鮫といいます。また英語では頭を金槌に見立ててHammerhead shark (金槌頭のサメ)と呼ばれています。

サメとしてはめずらしく群れを成して行動します。宇佐美でも群れでいたと言う報告もありました。

日本でも少し沖合いに行くと普通に見られるのですが、ダイビングで見に行くと、なかなか合えません。

僕は、伊豆下田の神子元に何度かもぐりましたが、いまだ合えてません。(x_x;)

でも、海水浴場に現れた例はそれなりにあって、2001年夏に、鳥取県や福岡県などの海水浴場近くにシュモクザメが出没したため、海水浴場を閉鎖して漁船や水産高校の実習船などを出動させ駆除を行いました。

その後、海水浴場はサメ除けネットを張って再開しましたが、客足は戻らず海の家など観光関係者が大打撃を受けたそうです。

シュモクザメに刺激を与えなければ、向こうから襲ってくることはまず無いのですが、海水浴客はそこにサメが居るかどうか気づかないで、ザメを驚かすこともあるので、安全を見て遊泳禁止にしたのでしょう。

でも、捕獲されたザメは、やはり哀れに思えて仕方が無いです。

 

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