サンゴの敵は地球温暖化だけではない!!

僕達ダイバーがすごく神経を使って大事にしているサンゴを、根こそぎ盗んで売り飛ばしている奴がいる。

僕達は中性浮力をしっかりとって、サンゴの枝一本も折らないようにしているのに、ひどい話です!密漁されたサンゴは観賞用としてインターネットの通販などで売られているそうです。大きくて色鮮やかなサンゴが狙われている。買うほうにも問題がありますが、密漁は絶対にやめてほしいものです。

一方、観光客などが心ならずも傷つけてしまう事もあります。

 

宮古島沖の「八重干瀬(やびじ)」では大潮の日に潮が引くと、沖合いの海面にサンゴ礁が「幻の大陸」となって出現する。大潮の日だけに見られる現象ですが、4月中旬に1700人もの観光客が降り立ったのです。

地元のフェリー会社が実施している人気ツアーですが、90年代にサンゴが踏み荒らされたり、貝の採取でサンゴが壊されたりする被害が相次いだため、ツアー中止が検討されましたが、この観光による経済効果は約2億7千万円と大きく、サンゴの保全と観光の両立を図ることになりました。

宮古島市では、サンゴ礁の歩き方や生物採取禁止などガイドしてきましたが、気を付けて歩いていても観光客の目にはサンゴと岩の区別が難しく、踏み荒らしの被害は止まりません。

サンゴの“敵”は地球温暖化だけではないのです。オニヒトデの大発生や土地開発による赤土流入など。

僕達も気を付けなければならないのは、ダイバーの多い所は被害も大きいのです。足ひれや潜水器材でサンゴを傷つけないよう、充分に気を付けてダイビングして、美しい海、美しいサンゴを守っていきましょう!!

 

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