西伊豆・田子ソフトコーラルダイビング

西伊豆・田子のスキューバダイビングはサンゴの群生が見られる素晴らしい所と聞き、今回もMaruruu(まるるぅ)さんにお世話になり、西伊豆 田子map.gif西伊豆の田子に行ってきました。(地図をクリックすると大きくなります)

先日行った西伊豆・小金崎より少し南下したところにあります。ここは1年中潜れるわけではなく、期間限定のダイビングスポットです。

伊豆当りでは珍しく、サンゴ礁の群生が見られ、おそらくサンゴ礁の最北端になるのではないかと思います。

サンゴ礁や岩の根が多くある所には、当然魚たちなど生き物がたくさんいますが、今回はサンゴ礁とソフトコーラルがとてもきれいで、そんなレポートをしたいと思います。

週初めのお週間天気予報では、金曜から入梅の予報でしたが、1日早まって木曜から梅雨入りになり、残念ながら出発の時は曇りでしたが、田子についたときには、雨が降ったり止んだりの、いわゆる梅雨の天気でした。

20070614田子 準備しながら説明を聞くダイバー達雨がよけられるテラスがありますので、何の問題もなく準備やビリーフィングが出来ました。

1本目は15分くらいボートで行った「沖の浮島根」と言うポイントで、大きな根がど~ん、ど~んとあり、深いところですが、私達は水深25m以内でダイビングする事にしました。

2本目はボートで数分の「白崎」で湾内ですので流れもなく、まったりダイビングでした。

20070614田子 ブーゲンビレアこのテラスの隣には、写真にありますブーゲンビレアが咲き誇っていました。エキゾチックな雰囲気の夏の熱帯花木で、赤い花のように見えるのは苞(ほう)で、3個の苞で1個の花のように見えるのです。

ブラジル原産のブーゲンビレアが、梅雨空を明るくしてくれてました。

真ん中に小さく白いのが花です。(クリックすると大きくして見られます)

20070614田子 アオウミウシ1本目の「沖の浮島根(ふとうね)」は根頭8mから水深35mまであるダイナミックなポイントで、我々は、一番大きな根の周りを、水深20m前後で、中層を飛ぶようにして、根をグルッとまわりました。

流れが少しありましたが、一回りする中で、流の影に当たるところでは全然流を感じない所もありました。

途中、いくつかの岩に、おなじみのアオウミウシは、あちらこちらにいました。少し小さめですけど、これは2cm弱の大きさでした。

20070614田子 ドングリガヤ切り立った根を一周する中で、たくさんの海藻やソフトコーラルが見られ、とてもきれいでした。

残念ながらへたくそな写真では、海の中で見るのとはちょっと色も迫力もかけてしまうのですが、、、。

←これは、ドングリガヤと言って、水深15m前後の岩礁底に見られます。葉の模様が和風的な幾何学模様が魅力的です。

20070614田子 フトヤギの仲間20070614田子 ベニウミトサカ

↑左側がフトヤギの仲間で、右側がウミトサカの仲間でベニウミトサカだと思います。

どちらも結構大きくて、フトヤギは縦横1m以上はありましたし、ベニウミトサカは3~4m群生していました。

  

20070614田子 イセエビ20070614田子イセエビのアップ

↑美味しそうなイセエビがあちらこちらにいました。中には頭だけで直径10cm以上、ひげの長さで50~60cmのドデカイのがいました。時価数万円かな??

  

20070614田子 イボヤギ

←キサンゴ科のイボヤギと言って、外洋性らしく伊豆半島の先端当りでは特に多いものです。ここ田子でもあちらこちらに群生してましたが、よく見るときれいなので、一枚写真を撮ってきました。

キサンゴ科ってサンゴの仲間なのでしょうか?

これもソフトコーラルですよね。

  

2本目は「白崎」というポイントで、ボートで数分の所がポイントになります。水深10mくらいの浅い所でのダイビングですが、太陽光が届くので、海の中は華やかでとてもきれいです。

ここは枝サンゴが群生している所で、海洋学者にも知られている大変貴重な場所です。

水温が上昇する初夏からは、熱帯系のチョウチョウウオの幼魚が10種類以上も見られるところで、ここは伊豆か?と思わせるような、ほかでは味わえない素晴らしいダイビングポイントです。

当然、われわれはそれなりの経験ダイバーですので、中性浮力をバッチリとって、サンゴを傷めないように気を付けました。

でも、カメラのセッティングが悪く、あまりいい写真が撮れなくて大分デリートしたのが、残念でした。(x_x;)

20070614田子 ヒメエダミドリイシの群生とソラスズメダイ

↑緑色の枝サンゴの群生に、あたり一面が枝サンゴの光景は素晴らしいものがありました。

その上をソラスズメダイの群れがたくさん泳いでいる光景は、竜宮城のようです。(行ったことないけど(^_^;))

このサンゴは、ヒメエダミドリイシといいます。原因は分かりませんが一部分が黒く死んでいるのがあり、残念でした。

   

20070614田子 スベスベマンジュウガニカニを見つけてくれました。ここ!って教えてもらったのですけど、よく分からないでいるとホワイトボードにそって載せて見せてくれました。

スベスベマンジュウガニというそうですが、確かに表面がスベスベしているように見えましたが、饅頭とういより、キットカットのようでした。

  

20070614田子 超特大のマダイこ、これは、、、デカーイ!!

超特大の真鯛(マダイ)です!1m以上はありました!!

それがなんと、3匹くらいがゆっくりだけど、ぐるぐると行ったり来たり、

近づくと逃げちゃいそうでしたので、離れと撮りました。それでも、この大きさは迫力ありますよね!!

20070614田子 ゴンダワラの群生とチャガラの子

↑この魚たちはチャガラの子供たちで群れを成してました。

そのすぐ下に見えるのが、ゴンダワラの群生で3mぐらいの高さまで伸びていました。

こんなに高くまで伸びるのは珍しいそうです。この、ゴンダワラの根元に、体長1.5m、横幅50cmくらいのイズヒメエイが眠っていたので写真を撮ったのですが、ちょっと巻上げが入ってマリンスノーだらけで全然ダメでした。でもむっくり起き上がって、僕の目の前をゆうゆうと泳いでいったのには、大迫力でした!!

  

20070614田子 ダイバー(^0^)V20070614田子67.JPG

↑カニを見たばかりでしたので、ダイバーがVサインしているのがカニさんに見えました。(^_^;)

天気は梅雨空でしたが、海の中は竜宮城のようで、サンゴやいろいろな魚たちが迎えてくれました!

田子の海はかなりすごいです!

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