西伊豆・田子ソフトコーラルダイビング
西伊豆・田子のスキューバダイビングはサンゴの群生が見られる素晴らしい所と聞き、今回もMaruruu(まるるぅ)さんにお世話になり、西伊豆の田子に行ってきました。(地図をクリックすると大きくなります)
先日行った西伊豆・小金崎より少し南下したところにあります。ここは1年中潜れるわけではなく、期間限定のダイビングスポットです。
伊豆当りでは珍しく、サンゴ礁の群生が見られ、おそらくサンゴ礁の最北端になるのではないかと思います。
サンゴ礁や岩の根が多くある所には、当然魚たちなど生き物がたくさんいますが、今回はサンゴ礁とソフトコーラルがとてもきれいで、そんなレポートをしたいと思います。
週初めのお週間天気予報では、金曜から入梅の予報でしたが、1日早まって木曜から梅雨入りになり、残念ながら出発の時は曇りでしたが、田子についたときには、雨が降ったり止んだりの、いわゆる梅雨の天気でした。
雨がよけられるテラスがありますので、何の問題もなく準備やビリーフィングが出来ました。
1本目は15分くらいボートで行った「沖の浮島根」と言うポイントで、大きな根がど~ん、ど~んとあり、深いところですが、私達は水深25m以内でダイビングする事にしました。
2本目はボートで数分の「白崎」で湾内ですので流れもなく、まったりダイビングでした。
このテラスの隣には、写真にありますブーゲンビレアが咲き誇っていました。エキゾチックな雰囲気の夏の熱帯花木で、赤い花のように見えるのは苞(ほう)で、3個の苞で1個の花のように見えるのです。
ブラジル原産のブーゲンビレアが、梅雨空を明るくしてくれてました。
真ん中に小さく白いのが花です。(クリックすると大きくして見られます)
1本目の「沖の浮島根(ふとうね)」は根頭8mから水深35mまであるダイナミックなポイントで、我々は、一番大きな根の周りを、水深20m前後で、中層を飛ぶようにして、根をグルッとまわりました。
流れが少しありましたが、一回りする中で、流の影に当たるところでは全然流を感じない所もありました。
途中、いくつかの岩に、おなじみのアオウミウシは、あちらこちらにいました。少し小さめですけど、これは2cm弱の大きさでした。
切り立った根を一周する中で、たくさんの海藻やソフトコーラルが見られ、とてもきれいでした。
残念ながらへたくそな写真では、海の中で見るのとはちょっと色も迫力もかけてしまうのですが、、、。
←これは、ドングリガヤと言って、水深15m前後の岩礁底に見られます。葉の模様が和風的な幾何学模様が魅力的です。
↑左側がフトヤギの仲間で、右側がウミトサカの仲間でベニウミトサカだと思います。
どちらも結構大きくて、フトヤギは縦横1m以上はありましたし、ベニウミトサカは3~4m群生していました。
↑美味しそうなイセエビがあちらこちらにいました。中には頭だけで直径10cm以上、ひげの長さで50~60cmのドデカイのがいました。時価数万円かな??
←キサンゴ科のイボヤギと言って、外洋性らしく伊豆半島の先端当りでは特に多いものです。ここ田子でもあちらこちらに群生してましたが、よく見るときれいなので、一枚写真を撮ってきました。
キサンゴ科ってサンゴの仲間なのでしょうか?
これもソフトコーラルですよね。
2本目は「白崎」というポイントで、ボートで数分の所がポイントになります。水深10mくらいの浅い所でのダイビングですが、太陽光が届くので、海の中は華やかでとてもきれいです。
ここは枝サンゴが群生している所で、海洋学者にも知られている大変貴重な場所です。
水温が上昇する初夏からは、熱帯系のチョウチョウウオの幼魚が10種類以上も見られるところで、ここは伊豆か?と思わせるような、ほかでは味わえない素晴らしいダイビングポイントです。
当然、われわれはそれなりの経験ダイバーですので、中性浮力をバッチリとって、サンゴを傷めないように気を付けました。
でも、カメラのセッティングが悪く、あまりいい写真が撮れなくて大分デリートしたのが、残念でした。(x_x;)
↑緑色の枝サンゴの群生に、あたり一面が枝サンゴの光景は素晴らしいものがありました。
その上をソラスズメダイの群れがたくさん泳いでいる光景は、竜宮城のようです。(行ったことないけど(^_^;))
このサンゴは、ヒメエダミドリイシといいます。原因は分かりませんが一部分が黒く死んでいるのがあり、残念でした。
カニを見つけてくれました。ここ!って教えてもらったのですけど、よく分からないでいるとホワイトボードにそって載せて見せてくれました。
スベスベマンジュウガニというそうですが、確かに表面がスベスベしているように見えましたが、饅頭とういより、キットカットのようでした。
超特大の真鯛(マダイ)です!1m以上はありました!!
それがなんと、3匹くらいがゆっくりだけど、ぐるぐると行ったり来たり、
近づくと逃げちゃいそうでしたので、離れと撮りました。それでも、この大きさは迫力ありますよね!!
↑この魚たちはチャガラの子供たちで群れを成してました。
そのすぐ下に見えるのが、ゴンダワラの群生で3mぐらいの高さまで伸びていました。
こんなに高くまで伸びるのは珍しいそうです。この、ゴンダワラの根元に、体長1.5m、横幅50cmくらいのイズヒメエイが眠っていたので写真を撮ったのですが、ちょっと巻上げが入ってマリンスノーだらけで全然ダメでした。でもむっくり起き上がって、僕の目の前をゆうゆうと泳いでいったのには、大迫力でした!!
↑カニを見たばかりでしたので、ダイバーがVサインしているのがカニさんに見えました。(^_^;)
天気は梅雨空でしたが、海の中は竜宮城のようで、サンゴやいろいろな魚たちが迎えてくれました!
田子の海はかなりすごいです!
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