ざ、ざ、残圧がゼロ~!

楽しいダイビング!久しぶりの仲間も楽しそうにマーペースで泳ぎまわっている。

私は、、透明度も良く夢中になって写真を撮っているうちに、気が付いたら残圧がゼロ!!

空気が来ない!!!!

そんな時、貴方ならどうします??

どんなときにも、あわてないで、すばやく状況を確認する事が大事です。

・近くにバディーがいてこっちを向いていてくれたら、アイーンじゃないけど、首の前で手を横に切り、空気がないことを知らせましょう。

でも、バディーがそばにいる、そう1m~2m以内にバディーがいるけど、こっちに気が付いてくれない場合は、バディーのオクトパスめがけてすっ飛んでいきましょう。

でも、いつもバディーがそばにいるとは限りません。

仲のいい恋人同士のアツアツならまだしも、普通はチョッと離れた所にいて、そばにいないのが普通です。

そこで、自分で何とかしなければなりませんが、空気がないのですから緊急スイミングアセントしかありません。

いわゆる緊急浮上です。

・10mより浅い所で起きた場合は、間違いなく緊急スイミングアセントがいい!

しっかりと水面を見て「ウ~っ」と言いながら行けば、喉が伸びて軌道を確保され、浮上の際の肺の中の膨張した空気が排出されます。

 

・それでは、水深20mくらいではどうだろうか?

この場合も緊急スイミングアセントを一番に考えたほうがいいでしょう。というのは、浮上速度は1分間に18mと言う事からすれば、このくらいの水深なら1分くらいで水面に到達できると言う事だからです。

この場合も、息をこらえないで、ゆっくり息を吐きながら浮上しましょう。この場合圧力変化によるエアーの膨張率は浅い所のほうが高いので、始めの深いところでは吐く息を少し押さえ気味にして浅くなってから多く吐くようにすれば安全に水面に帰れます。

 

・水深30mで、残圧ゼロになってしまったら。。。

海猿ではあるまいし、こんなことが起きてはならないことですが、水深が深ければエアーの減る速度も速いので、まったくないことではないと思います。

バディーがそばにいれば、オクトパスをもらうのがベストですが、バディーがそばにいなければ、直ちに緊急スイミングアセントを実行したほうがいいでしょう。

この深さで1秒の迷いはさらに深刻な状況に追いやられます。

 

このような、ダイビング中にエアー切れを起こさないためにも、残圧チェックは小まめにする事と、ガイドやイントラには残圧100と50は伝えるようにしましょう。

でも、海猿はすごいですね。水深40mバディーのエアーはゼロ、自分の残圧は30!

さてお前達はどうする。。。。!と教官はいつも大きな声で聞いていましたね。

 

 

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