救急業務の「トリアージ」検討会報告書まとまる 消防庁

 救急車の現場到着時間が遅くなっていることへの対策を検討してきた総務省消防庁は23日、患者の緊急度や重症度に応じて優先順位をつける「トリアージ制度」の導入に向けて課題を整理し、報告書をまとめた。

昨年4市でモデル的に行ったトリアージの結果も公表。問題点が山積することから新年度も引き続き、作業部会で検討する。

 

 この日開かれた「救急業務のトリアージに関する検討会」の最終報告書では、

(1)実際には重症なのに、119番通報では「軽い」と判断され搬送や治療が遅れないよう、対策を取る

(2)緊急度に応じ、救急隊の種類を区別する

(3)通報を受ける指令員の訓練をする

など今後の課題をまとめた。

 また、昨年11月に札幌、仙台、横浜、京都の4市でモデル的に実施したトリアージの結果を公表。

通報では「重症でない」と判断されたが、実際には重症だった例は31件あった。

通報時の情報として「立てない」「まひ」「75歳以上」という人が多く、こうした点を重視すれば、31件中21件は「重症」に分類されるという。

 逆に「重症」と判断された5371件中、実際に「重症」だったのは335件。

残りはそれよりも軽く、電話では重めに判断されていた。

 

※gooニュースより引用
詳しくは下記gooニュースをご覧ください。
gooニュース2007年3月24日(土)12:17

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