陸上で安全は決まる

エッ!と思うかもしれませんが、スキューバダイビングの事故の原因のほとんどが陸上での作業や準備にあります。

体調の管理や器材のメンテナンスや充分なチェック、天候の判断などみんな陸上でのことになります。

 

 1.出発前の準備

 ・まず大事なのは、体調を整えておく事です。

前の日の寝不足やお酒の飲みすぎだと、耳抜きがうまく出来にくくなるので注意しましょう。

また、ボートダイビングで船に乗ると船酔いになりやすくなります。

 早めに寝て充分な睡眠をとって快適なダイビングを楽しみましょう!

 

 ・器材の準備は余裕を持ってやっておきましょう。

 器材の準備を前の日にあわててやるのではなくて、余裕を持ってあわてずにやればもれも少ないと思います。

いつも持っていくものをリストに書いてチェックしながらやっていくと安心です。

 僕はメッシュバッグのふたの裏にチェックリストをマジックで書いてあるので、行くときの準備も役に立ちますが、ダイビングが終わってしまうときにも、役に立ちます。

特に、しまうときは急いだり気がせいたりしているので、小物を忘れる事があるので注意しましょう。

 スキューバダイビングのレギュレータやBCDなどの重器材は1年に一度または100本ごとにオーバーホールに出して定期的に点検しましょう。

水中ライトの電池は新しいものに入れ替えておきましょう。

そのとき、オーリングのクリーニングとシリコンオイルを塗る事も忘れずにやりましょう。

水没防止と開け閉めが楽になります。

 

・水中カメラや水中ビデオの準備


 いまや水中デジタルカメラが大人気です。

楽しく素晴らしい写真を撮るためには事前の準備は欠かせません。

 ハウジングのオーリングのクリーニングとシリコンオイルは丁寧にやり、ほこりや髪の毛などが付かないように注意して行ってください。

電池の充電は時間がかかりますので余裕を持って充電しておきましょう。

 

・天気予報の確認とガイドとの連絡


天気は言わなくても気になる事の一つでね。

スカッと晴れていて波も静かな事を祈りますが必ずしも望みどおりにはなりません。

天気予報をチェックして、事前に想定しておき、雨具や着替えの準備をしましょう。

波が高いと危険ですのでダイビングは出来ませんので、担当のガイドさんと事前の確認をしておく事も混乱を避ける意味でも必要です。

 

2.セッティング


さてポイントに着いたら、器材のセッティングです。

車や人の通行の邪魔にならないところで、メッシュバッグとタンクをそばに置きセッティングを開始します。

一つ一つのセッティングの仕方には触れませんが、気を付けておきたい主な点を記述します。


・BCD(ハーネス)とタンクを固定するベルトがゆるかったり、閉め忘れたりする場合があるのでしっかりとめましょう。

・レギュレータのホース位置が適切でなかったり、よじれたりしている事が時々見うけますので、よく確認しましょう。

・タンクのバルブを開けて空気の残圧を確認し、少ない(100以下)場合は交換してもらいましょう。通常は200前後あります。

・バディーチェックは必ずやりましょう!とくにタンクのバルブが空いているかを確認しましょう。

また、ドライスーツの場合、中圧ホースをスーツに付け忘れることがありますので、注意しましょう。

 

3.潜行


潜行前に、一度耳抜きをやっておきましょう。

ビーチダイビングやボートダイビングで多少、潜行前の耳抜きをやる場所が異なりますが、潜行開始前に海上で息を整えて、一回耳抜きをしておくと、とても楽に潜行できます。

うまく、耳抜きが出来ない場合はバディーやガイドさんに、「今日はチョッとうまく耳抜きが出来てないな~」って言っておくと、バディーやガイドさんも貴方の状況が分かるし、本人も周りが理解してくれてる安心感があります。

潜行はバディーと確認し有ってから潜行し、海底でお互いの安全を確認しあいましょう。

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