ボートダイビングのエントリーから潜行へ
スキューバダイビングの魅力はなんと言ってもボートダイビングですね。
魅力的なポイントの真上まで連れて行ってくれて、エントリーすればそこはもう魅惑のポイント!
ブルーホールやグロットのような素晴らしい地形に差し込む光のファンタジーショウ!
マダラトビエイやマンタなどの大物のポイント!
竜宮城のような色とりどりのきれいな魚たちが迎えてくれるポイント!
きっとみなさんも、とりこになる事でしょう。(^-^)
そんな魅力的なボートダイビングも、準備不足や方法を間違えるととんでもない事に なるかもしれません。
それではボートダイビングのコツをお話しましょう。
1.エントリー前準備
スキューバダイビングはいつでもそうですが、ボートダイビングは特に前準備が重要です。
ボートの種類にもよりますが、概ねボートの中は狭いのが普通です。
僕のよく行く伊豆あたりでは、漁船に乗って10分とか20分で行く所が多いので、 セッティングは乗る前に済ませて、バディーチェックも済ませ、器材を背負って乗船する事が多いのです。
その時は、マスクとフィンをもって乗船します。
乗船したら順番に奥に詰めて座っていくことになります。 器材を背負って座るときタンクを背もたれのような気持で少し寄りかかって座ると、BCDが引っ張られて苦しくなる事も無く、比較的楽に座っていけます。
でも、船の揺れにはいつも注意を払ってくださいね。
沖縄やグアム、サイパンなどリゾートに行くと、もう少し大きな船になります。
タンクスタンドがある船の場合は、すでにショップの人が用意してくれてるはずですので、 自分達は器材などをメッシュバックに入れて乗船し、乗船後、船が動く前に器材のセットをします。
船が動いてからだと、揺れて作業がしずらいし、ぶつけたりして危険だし、船酔いの原因にもなります。
ウエイトやマスク、フィンは自分のタンクのそばにバラバラにならないように置いておきましょう。
タンクスタンドが無い場合は、桟橋でタンクに器材のセットを済ませ、船の中では邪魔にならないように寝かせておきます。フィンやマスクなどはタンクの上にまとめておいて置きましょう。
寝かせたタンクがゴロゴロしないように、ウエイトを下にかませて安定させて起きましょう。
2.エントリー
さて、ポイントに着いたらエントリーです!(^o^)
バディーと協力し合って器材を背負い、安全チェックのあとエントリーです。
ボートからのエントリーはジャイアント・ストライド・エントリーが多いですが、小さい船などはシッティング・バックロール・エントリーが楽ですね。
いずれの場合も、あわてずに、落ち着いて次のことを守れば安心です。
- ボートから着水点の安全を確認する(他のダイバーがいないか?)
- 着水のショックでマスクやレギュレータが外れないように押さえる
- ゲージやオクトパスをプラプラさせずホールドしておく
- BCDの少しエアーを入れて浮力を確保しておく
- カメラなどは着水後もらうように、リーダーなどに渡しておく
エントリーが終わったら、次の人の邪魔にならないように、潜行ポイントに移動しましょう。
たいていの場合、船のアンカーロープの所に集まって潜行する事が多いです。
というのは、潜行するときロープづたいに行くと楽に安全に潜行できるからです。
特に、初心者はロープを伝わりながら潜行し、耳抜きがうまく出来ない場合は1mほどずり上がって、完全に耳抜きを済ませてから、また潜行しましょう。
潜行中は以下の点に注意して行けば安全に楽しくダイビングが出来ます。
- 潜行ポイントで、まず水深と残圧をチェック しておく
- コンパスで進む方向をおおよそ確認しておく
- 残圧100を切ったらリーダーに知らせる
- 残圧50あたりでは浮上開始し、水深5mで3分の安全停止をする
ボートダイビングの場合は、水深が深いことが多いので、残圧チェックは小まめにしたいものです。
水深にもよりますが残圧100を切ると、あっという間に残圧50なんて事もありますので気を付けましょう。
また、ドリフトダイビングはもちろんですがボートダイビングではシグナルフロートを持っていきましょう。
知らず知らず潮に流されて、ボートと離れてしまう事のありえますので、そんなときはシグナルフロートに空気を入れて打ち上げれば船のほうで気付いてくれます。
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